飼い主さんの膝の上におしっこをしてしまうということですが、今回の場合には、トイレを済ませてからの抱っこという対策をとってはいても、おしっこされてしまっているようです。トイレが我慢できなくて思わず膝の上でも出てしまったという状況よりも、うさぎさんの意志によりおしっこしていると解釈ができるような状況ともいえるようではないでしょうか。今回は、縄張りなどを主張する意味が含まれていることが推測できるようです。対処法としては、やはりおしっこされる前に抱っこから解放するということになることと思います。また、うさぎさんにとっては本来苦手なコミュニケーションといえる抱っこですので、うさぎさんのその時の様子なども観察してみてください。実は抱っこがあまり得意ではないという様子が伺えるならば、おしっこすることで解放されると認識している可能性もあると思います。もっと抱っこしていたいというお気持ちもお察ししますが、おしっこすることで抱っこから逃れられると解釈してしまわないように、そしてそのことが習慣となってしまわないように、今の対応の仕方を今後も引き続けていただくことが必要のようです。そしておしっこせずに済んだ時の対応も大事になってくると思います。褒められたり撫でられたりすることが大好きなうさぎさんであれば、それをご褒美として褒めてあげることを繰り返していただくと、なぜ褒められたのかということを理解してくれます。もちろんおやつなどでご褒美を与えていただいてもよいことです。ご褒美がもらえるには、膝の上ではおしっこしないということだと、このコミュニケーションを繰り返すことで、覚えてくれるようになると考えられます。失敗した時にはケージに戻すという対処を取っていただければ、うさぎさんの身に起きるシーンに変化がありますので、その変化を通してしてもよいこと、悪いことを理解してくれるようになると思います。