飼い主さんがお出かけする際に、一緒に暮らしているうさぎさんをどうすると一番よいのかということは、皆様の悩みのひとつでもあると思います。今回のように一緒にお出かけするという方法の他に、お留守番（預ける）してもらうという選択があることでしょう。お出かけするとなっても、移動手段の選択がまた生まれてきます。飛行機での移動の場合には、長距離の移動でも短時間で済むということがメリットでもあるでしょう。ただ、飼い主さんと一緒の環境で過ごすことができませんので、どのように過ごしているのか確認できない点が、飼い主さんからしてみれば心配な点といえると思います。貨物室（ペット用）に預けるということになりますので、他の動物とも一緒になることではあるでしょう。動物病院へ健康診断などで通っているということやうさんぽなどで、日頃から外の世界を体験しているということではなく、全く他の動物や他の世界を体験していないうさぎさんだということならば、飛行機という移動手段は、大きなストレスともなるのかもしれません。ですが、うさぎさんの性格やその時の体調などでも異なってくることではありますが、快適な移動を体験しているうさぎさんも少なくないことでもあると思います。当店のうさぎ達がアメリカのショーに参加する時は、当たり前ではありますが、この飛行機が移動手段となっています。ですので、万全な態勢でお出かけに臨んでいただくということが重要なのだと思います。２歳という年齢は、飼い主さんとの絆も深まっていると考えられますし、とても心強いことだと思います。大人うさぎさんですので、少々の環境の変化も乗り切ってくれるのではないでしょうか。また新幹線の場合には、車移動などよりも、直接的な揺れなどを感じにくいともいえるかと思います。ですので、乗り継ぎの移動や雑踏などに大きなストレスを感じない子（これまでもこういった体験をしている）であれば、ある程度の時間がかかったとはしても、直接うさぎさんを観察しながら、そして声を掛けながら移動できることがメリットともなると思います。とはいっても、普段とは異なった環境下におかれるわけですので、十分に注意しながらということにはなると思います。先ほども申し上げましたが、うさぎさんの性格なども含めて考えていただくこともよいことです。飼い主さんとより密接に過ごしている環境を過ごしているならば、片時も離れずにいてあげることのほうがよいと考えらえますし、自立している性格であったり、大らかな性格を持ち合わせているならば、飼い主さんと離れたとしても短時間の移動で済む飛行機も適していると考えられるのだと思います。それぞれに、それぞれの良い点、不安な点があると思います。こればかりはどちらがよいですとは申し上げられないことですので、様々な点から、飼い主さんが判断していただくことになるのだと思います。選択の決定には、それぞれのうさぎさんごとにあるともいえることです。どうすることが一番よいのかということは、それぞれのうさぎさんや取り巻く環境で変わってきます。最終的には、飼い主さんがどうしたいのかということにもなるのだと思いますので、よくお考えいただいて判断していただきたいと思います。