メスの場合の避妊手術に適した時期としては、性成熟を向かえてから１歳ごろまでに行うとよいといわれているようです。これには年齢を重ねてしまうことで、リスクや術後の経過などに違いが見られてくるようになることから、出産を考えていないという場合には、早め早めの対処がよいといわれているのです。メスの場合には特に、脂肪を蓄える体でもありますので、年を重ねてしまうことで、体に付く脂肪も増えてしまうことから、なるべく早い段階での判断が必要といえるのです。まもなく５歳になろうとしているうさぎさんですので、慎重に判断していただくことは重要なのだと思います。麻酔に対しても不安な反応があったようですので、見送りということは適切だったことでしょう。体重管理が必要ということもありますので、かかりつけの獣医師のご指導の元、経過を見ていただくことになるのだと思います。ダイエットといっても、急激に痩せるようなメニューは考えものでもあります。私たちよりも小さな体のうさぎですし、草食動物でもありますので、必要な食事はしっかり取り込んでもらいながらのダイエットでないと、命に関わってくることでもありますからね。飼い主さんが出産を控えているということですので、ダイエットもひと月ではなくもっと長い期間で考えらえるともいえるのではないでしょうか。この辺りも獣医師とご相談していただいて、うさぎさんにとって無理のないダイエットを考えていただきたいと思います。避妊手術についても、個体差があることですので何歳まで可能という明確な数字があるわけではありません。その子その子の状況に応じて判断することになりますからね。５歳であっても、手術に望める健康な体と、術後の経過をしっかり見てあげられる環境をもてること、そしてうさぎの避妊手術を数多く行っている獣医師であるということなどのよい結果を考えられる要因が揃っていることで、手術は行えることなのだと思います。