生後2ヶ月のうさぎさんということですので、これから色々なことを覚えてくれる年齢ともいえると思います。お迎えされた環境をまずは認識してもらうことが大切でもありますので、うさぎさんが新しい環境を受け入れるまでは、飼い主さんもうさぎさんがどういった子であるのか、どのような行動を見せるのかということを観察していただく大切な時期でもあるのです。水が入った器をひっくり返すという行動を見せるようになったということですので、うさぎさんも自己主張を見せるようになってきているとも解釈できると思います。ということは、お迎えされた環境も認識できて、その中で自分の思うように行動しているともいえるのだと思います。ひっくり返す行動には、飼い主さんに構ってもらいたいという気持ちであったり、自分の縄張りの中の物をいじられたことで気に入らないなど、何らかの理由があるのだと思います。その行動の前後もよく観察していただくことで、行動の意味が見えてくるようにもなると思います。また単純にひっくり返すということを遊びのように繰り返す場合もあります。給水ボトルから水を飲めるようになるまでは、ボトルと併用して器でも与えていただくことになりますので、ひっくり返されないような重めの食器などや、固定式の餌入れを水入れとして使っていただくことがよいと思います。そして他のもので遊ぶことができるように、おもちゃも与えていただくとよいと思います。そしてトイレに関してですが、子うさぎの時にはあちこちでしてしまうことも少なくありません。どの場所をトイレと決めているのか、その場所にはどういった特徴があるのかなど、こちらもよく観察していただくことが大事なのです。与えているトイレの大きさ（高さなども）などや、下網の素材の違いなどでも、トイレを使う使わないということがありますので、うさぎさんが主にトイレとしているところが、何をもってそう決めたのかということを探っていただきたいと思います。また、すぐに結果が見られることではない場合が多いことですので、焦らずに時間がかかることなのだと思っていただきながら、取り組んでいただくことも重要だったりするのです。試行錯誤することになるかと思いますが、このこともうさぎさんとのコミュニケーションのひとつといえることですので、諦めずにチャレンジしていただきたいと思います。