お年頃といえる年齢のうさぎさん達ですので、十分に注意していただくことが必要だと思います。まず、性別の違ううさぎですので、避妊や去勢の手術を行っているかいないかということでも変わってくることだと思います。うさぎの繁殖能力はとても効率のよいシステム（交尾による刺激で排卵が起こる交尾刺激排卵動物となります）でできていますので、本当にあっという間に子供が出来てしまいます。例え一瞬対面しただけだったとしても、交尾、そして妊娠の可能性が生まれるということを知っていただきたいと思います。今回の場合は、種類の違ううさぎでもありますから、適齢になった際には、避妊手術や去勢手術を考えていただくことがよいといえるのではないでしょうか。後からオスうさぎをお迎えしたということではありますが、当初とは違い、メスうさぎも落ち着いた様子を見せているようではあります。また、オスが見せる行動には、優位性や縄張りの主張などが見られているようです。メスの額にあごを乗せるという行為には、自分のほうが上だ、強いのだという主張の意味合いがあります。また、ケージの周りに糞をすることで、メスのにおいを自分のにおいで覆う、この場所も僕の縄張りだと主張しているといえると思います。もちろん、ただ単にケージの外に出て、メスの周りをくるくる回ることで興奮している状況ともいえるのかもしれません。興奮することでも糞を出すことも多々ありますので、どういった様子であるのかを、今一度観察していただくことがよいと思います。一緒の空間にいないこともありますので、求愛といえるかどうかは不確かではありますが、オスの年齢がもう少し進むことで、性成熟を向えることでもあると思います。そうなれば交尾、妊娠が可能にもなりますので、飼い主さんが十分に管理した環境を与えていただくことが必要になってくるのだと思います。同じケージはもちろんのこと、同じ空間にも一緒にはさせないことを徹底していただくことが必要なのだと思います。