５歳さんということですから、まだまだ若い年齢と感じられていても、ちょっとした変化が見られる年頃でもあるといえるのだと思います。食事を取るという普段からの行為でも、快適だといえる餌入れやボトルの高さなどに変化が必要になったり、今回のうさぎさんのようにボトル自体を上手に使えないというケースも見られてくることがあります。ボトルの水の出がよいものに変えていただくことや、取り付け位置の変更など、手を尽くしてみていただくことになるのです。ボトルを違うものに変えていただいたようではありますが、新しいものでも相性がよくないようですので、ボトルタイプではなく器で与えていただくことや、専用の給水器で
与えていただくことがよいようです。給水皿という表現ですので、器タイプのお皿に水を入れて足元に置いてあげているのではないかと推測致します。水がそこにあるということが認識できていない様子ですので、根気よく教えてあげることが必要のようです。器をケージの中に入れっぱなしでおくのではなく、うさぎさんが興味を示すようにこっちに水があるよと話しかけてあげることや、飼い主さんの手に水をつけて、それをうさぎさんの口元にもっていき、水がある場所に誘導することなどもできることだと思います。また、ケージから放して過ごさせる時など、飼い主さんとのコミュニケーションが図れる時、器に入れた水を差し出して、そこに興味がいくように仕向けていただくこともできるのかもしれません。また、ペレットなどを入れる餌入れと同じ入れ物を準備していただいて、それを水入れに使っていただくこともよいと思います。馴染みのある入れ物ですから、おいしいものが入ってる？と興味を示してくれるのではないかと考えられます。固定式の餌入れであるならば、同じように設置していただくことで、手足などが水入れの中に入ることも少なくなりますので、より衛生を保つこともできる優れものともなるはずです。うさぎにとっても飲み水はとても重要なものです。好きな時に好きなだけ飲むことができる環境を与えてあげることが必要でもありますので、なんとか水がここにあるのだということを覚えてもらえるように、頑張っていただきたいと思います。そして今の状態では、水分を補給できていない状況とも考えられます。新鮮な野菜類なども食べている状況であれば心配は少ないのですが、脱水症状などを引き起こす可能性もあると思いますので、十分に注意していただくことも必要なのだと思います。野菜類を少しずつ与えてみていただくことや、全く与えていないという場合には、体調に不調がないか、脱水症状ではないかということを、かかりつけの獣医師に診ていただくことも必要になってくるのかもしれませんね。