名前を覚えてくれるかどうかということですが、うさぎさんにとって名前＝うれしいこと、楽しいこと、美味しいことと関連して行動を起こしてあげることがよいのです。始めから名前が名前として認識されるというよりは、こういったうさぎさんにとってうれしいことと一緒の行動があることで、名前に対して反応してくれるようになるのです。そのことを繰り返し月日が経つことで、やがて名前であると解釈してくれるようになるケースが多いようなのです。今回のうさぎさんの場合には、すでに日常的に呼ばれていることで、常に聞こえてくる言葉として感じている可能性もあるのかもしれません。ですから、呼ぶタイミングを考えて対応していただくこともよいのだと思います。この子の大好きなことは何ですか？その大好きなこと、例えばおやつなどがあれば、それを与える時に名前を呼んであげてください。ケージの外に出ることが大好きであれば、その時間になった時名前を呼ぶことからスタートしてみてください。おやつや外に出る時間などは、私たちが行動を起こそうとする時点で、うさぎさんが察知してそわそわする様子を見せることも少なくありません。おやつがもらえる、外に出られるとウキウキしている状態でもあります。その時にいつも同じ言葉が聞こえてくれば、それ以外の時間に名前を呼ぶことで、「え！おやつ？」「外に出られるの？」と反応してくれるようになると考えられるのです。そうなると一見すれば、名前に対して反応するという行動に見られるわけです。また、楽しいことと関連して名前を呼んでいるという場合であるならば、もうちょっと時間をかけてあげることが必要なのだと思います。お迎えしてまだ４ヶ月です。一緒に過ごす期間はこれから十分に長くなることですので、焦らずにゆっくり一歩ずつという気持ちも大切です。こちら側の気持ちだけではなく、うさぎさんの性格なども考慮しながら、うさぎさんのペースもあるのだということを、受け入れていただくことも大切なことなのだと思います。