うさぎさんがパニックを起こしたような様子が見られた時が、二度とも採寸する時ということですから、うさぎさんにしてみれば同じ理由があったといえるのかもしれません。もちろんたまたまという偶然といえることもあるかと思いますが、今一度その時の環境を思い返してみて、他に原因となることがないかを考えていただくこともよいでしょうね。メジャーなどでの採寸であえば、巻取る部分の音などが気になっていたり、物差しなどであればある程度の長さがあるでしょうから、その長いものということが苦手だったりするのかもしれません。また、飼い主さんがおっしゃるように、自分の縄張りが荒らされるという捉え方をしたということも考えられることです。ケージの中でパニックを起こしたことで、より狭い環境の中での急激な反応をしたことが、興奮状態に陥り、そののち放心状態などを呼び起こしたということも考えられるのかもしれません。怪我の心配などはないようですが、どこかに変化が起きたりしていないかということを、慎重に見守っていただくことは大切だと思います。体調や排泄、食欲などに変化がないかということも観察してくださいね。そして、予測できることとして、うさぎさんの縄張りに対して採寸をする時に見られた状況ですので、今後そういった同じ状況が考えられる時には、事前にうさぎさんをキャリーなどに一時避難してもらって、うさぎさんの縄張り以外の場所で待ってもらうということもよいのかもしれません。うさぎさんが同じようにパニックにならない環境をつくるということができるわけですから、危険な目に遭わせずにすむこともできまるのだと思います。キャリーには、日頃から慣れてもらうことも大切ですので、こういった機会を作っていただくことはよいことだと思います。普段の縄張りの中にキャリーを置いて、遊び道具のひとつとして慣れてもらうような環境を与えていただくこともよいことなのです。そして、おやつの与え方ですが、うさぎさんの体重や体格はいかがですか？６ヶ月ということですので、大人うさぎさんといえると思います。適正体重の範囲であるということであれば、適量といえる与え方だと思われます。ただし、実は少し太り気味だ、体重制限が必要だということであれば、与えているおやつやご褒美を制限することにも繋がります。それでもうさぎさんにとっては楽しみのひとつですから、与える量をもう少し制限するということや、毎日ではない与え方などと、より与え方を制限していただく必要もあるのかもしれません。もちろんそれに合わせて、ペレットの量も適量であるのかなど、うさぎさんの食事内容全体も見直していただくことも大切なことだと思います。