生後６週ということですし、離乳も終えていない状態でもありますので、慎重に様子を観察していただくことは必要だと思います。今の段階ではミルクも与えている状態でもありますので、栄養もある程度は取り込んでいるのだとは思います。ただ、このまま順調に体重が増えるようなのかを、しっかり観察していただくことは必要です。繊維質ばかりを取り込むことで、必要とされる栄養素までも排泄されてしまい、成長不良を起こすうさぎもいますので、体重は毎日確認していただくとよいと思います。牧草に関しても、アルファルファ牧草をより中心として与えていただいてもよいでしょうね。ペレットも子うさぎ用のアルファルファ牧草主原料としたものであるかの確認と、いつでも好きな時に食べられる環境にしてあげることも大事なことです。ペレットが食べる物だと認識できていない可能性がありますので、食べている牧草をカットしてペレットと一緒に器で与えていただくことなどもよいのかもしれません。本来ならば、母親うさぎや兄弟の真似をして、ペレットも口にするようになるのですが、そうではない環境でもありますので、飼い主さんがペレットに興味を示すような環境を与えていただくことが必要になってくるのです。うさぎさんにもそれぞれの好みや個性がありますので、その子に合った飼育環境、食事の与え方を見つけていただくことになってしまうことでもあります。試行錯誤することにはなると思いますが、これからが離乳だと捉えていただいて、時間をかけながら焦らずにペレットを食べてもらえるように考えていきましょう。そして体重が順調に増えているか、排泄の状態はどうか、様子に変化がないかなど、慎重に観察していただきたいと思います。また、うさぎを診てくれる獣医師を探しておくことも大事なことです。子うさぎの体調は急に変化する場合も少なくありませんので、その時にすぐに対応できるように準備しておくことも大切です。