お迎えした時よりも、ペレットを食べるペースが遅くなってきたということですが、これもひとつの変化ということではあると思います。ただし、与えているペレットの総量に変わりなく、最終的には食べ切れているという場合であれば、大きな問題はないのではないでしょうか。成長とともに、食べ方にも落ち着きが見られてくるようにもなりますし、環境の変化に慣れてきたことでの変化ということも考えられると思います。ペレットを独り占めできる環境と認識したという捉え方もできるかもしれません。この食べ方のほかに、体調であったり、排泄の状態などに変化がなく、安定しているということであれば、このまま様子を見ていただいてよいのではないでしょうか。食べるペースが遅くなり、ペレットも食べ残すことがあるという場合や、体調や排泄にも不安があるという場合には、獣医師にきちんと診ていただくことが必要になってくると思いますので、うさぎさんをよく観察してください。それから、サークルの中での活発な行動に関してですが、やはり楽しい、うれしいといった表現のひとつではないかと思われます。ケージから出られること、そしてその中を好きなように動き回れること、またケージから出たり入ったりということを繰り返して遊んでいる状況と考えられると思います。こうなると興奮している状態でもありますので、我を忘れてしまうかのようにより興奮するスイッチが入ってしまうこともあります。そうなると、サークルだけではなく、ケージの中であっても活発に動き回ってしまうのではないでしょうか。あまりにも興奮状態が続いている場合には、一旦その興奮を止めてあげるとよいのです。興奮が興奮を呼び、さらに行動がエスカレートしてしまうことが予測できますからね。動きを止めてあげて、話しかけてあげるなどしてあげてください。そうすることで落ち着いてくるはずです。決まった時間を遊ぶ時間として対応していただくことがよいですので、その時間内であるならば、様子を見ながらまた自由に過ごさせてあげることもできるでしょう。まだまだ子うさぎさんですので、これから歳月を重ねることで、見せる行動にも変化が見られてくることではあります。ただ、興奮した状態で活発に動くことで、ケガなどに繋がってしまう可能性もやはりあることだと思います。無駄に興奮させないであげられるように、話しかけてさとしてあげることも大切なことなのです。