まずは、ケージから放してあげた時のうさぎさんの様子ですが、確かに飼い主さんの呼びかけに反応していることなのだと思います。それでも、ケージの外に出られた喜びが大きく、その自由に過ごす環境の中を満喫している状態なのではないでしょうか。呼ばれていることはちゃんと理解してそれに反応はしていますが、触られることまでは今は望んでいないという気持ちからの行動ではないかと推測できます。構ってほしいなとは思いつつも、なでなでは今はいらないという状況ではないでしょうか。サークルの中でひとしきり遊ぶことをした後であれば、飼い主さんに興味を示してくれることでもありますので、まずは自由に過ごさせてあげて、その後にどう反応するのかを探ってみていただくとよいと思います。ひとり遊びに飽きたころならば、きっと近寄ってくれることなのだと思います。そして、抱っこは、うさぎにとって苦手なことであり、それにつき合ってもらっているということなのです。飼い主さんの気持ちとしては、スキンシップとして可愛がりたいというお気持ちがあることなのだと思います。ですがうさぎにとっては、捕まえられるという本能が働いてしまっているのかもしれません。苦手なことであるがゆえに、ストレスになる状態ともいえるのだと思います。ですから、この点を理解していただきながら、取り組んでいただくことが大切なのだと思います。うさぎさんの気持ちも尊重しながら、必要最低限の抱っこで慣れてもらうということが大事なのだと思います。まだ生後３ヶ月ですので、これからもっと様々な行動を見せてくるようになると思います。抱っこに関しても、飼い主さんがタイミングを逃さずに的確に行えるようになれば、嫌々ながらもつき合ってくれるようになると思いますので、その時はたくさん褒めてあげましょう。ご褒美も警戒し始めているということですので、抱っこを強要しすぎることのないように、信頼関係が崩れないように様子を見ながらということも大切なのかもしれませんね。