プラスチック製のトイレを齧ってしまうことで、その破片を食べてしまう可能性があるといえると思います。うさぎは吐き出すということができませんので、食事以外のものであってもお腹の中へと入っていってしまいます。これらは消化されない異物としてお腹に溜まってしまう可能性がありますので、いたずらできないように、齧ることができない環境を考えていただくことが必要だと思います。かじり木に興味を示してくれる反応がありますので、より齧りやすいものを選んでいただくこともよいのだと思います。トイレを齧るという場合、齧りやすいからともいえることなのだと思います。固定されていることで、齧っても動かないということもあるでしょうから、そういったことでもトイレを齧るという行為を見せているのかもしれません。かじり木をより齧りやすい形状や材質のもので、なおかつそのものが動かずに齧り続けられるものなど（固定式）を選んでいただくこともよいと思います。そして、トイレのどの部分を齧るのかでも異なってはくるのだと思いますが、その付近にかじり木を添えたり、固定したりして、そちらを齧るように促してみるということもどうでしょうか。またかじり木だけではなく、牧草を束ねて与えてみることでもよいと思います。おもちゃでも牧草でできたタイプのものがありますので、これらを取り入れてみていただくことも試してみていただきたいと思います。そして、どうしても齧ることを止めないという場合には、トイレ自体を齧ることができない陶器性のものに、変えていただく必要も生まれてくることだと思います。異物を食べてしまうことは、うさぎさんの体調をも変えてしまうことにも繋がってきますので、そうならないように環境を考えていただきたいと思います。それから、ケージの外へ出してあげる時期ですが、お迎えして２週間という期間が経っています。新しい環境にも慣れてきていることと思いますので、そろそろケージから放してあげることもよいと思います。この時、あらかじめ仕切った環境を、うさぎさんの縄張りとして与えていただくことが望ましいことではあります。そしてその縄張りの中には、危険なものがないように、しっかりと確認していただくことが必要です。齧られては困る物はその場所には置かないということが重要なのです。そこにあるものを齧るという行為は、本能からも見られている行為ともいえますからね。そして、ある一定のルールを決めていただいて、それに沿った生活パターンを与えていただくことが大切なのです。毎日でももちろんよいのですが、時間がなかなか取れないという場合には、数日に一度ということでもよいのです。飼い主さんが無理をしないで、うさぎさんにつき合ってあげられる時間を作っていただくことでよいのです。それを規則正しく与えていただくことで、うさぎさんはその生活パターンを理解してくれるようになるのです。