まだ赤ちゃんうさぎといえる年齢ですので、同じケージの中で過ごしていても、今のところはまだ問題ない状況なのだとは思います。ですが、うさぎにとっての最適な環境は、それぞれの縄張りを与えてあげること、すなわちそれぞれにケージを与えていただくことが必要なのです。オス同士ということもありますので、縄張り争いが行動として見られることも十分に予測できることですから、そうなる前に環境を整えてあげるということが、飼い主さんの役目でもあるのです。生後一ヶ月ほどの月齢のようですから、離乳したばかりといえるのだと思います。離乳を行う時にそれぞれの環境も与え始めますから、いいタイミングなのだと思います。もうひとつケージをお求めいただいて、それぞれがゆったりと過ごせる環境を与えていただきたいと思います。もちろん、急激な環境の変化に対応できない場合もあるかと思いますので、夜間はこれまでと同じように一緒のケージで過ごさせながら、日中の時間帯に別々のケージで過ごさせていただくとよいと思います。うさぎさんがどう過ごすのか、環境を受け入れてもらえるのかを観察してください。日中別々に過ごす時間を徐々に長くして慣らしてあげながら、最終的に夜間も一緒にすることなく、それぞれのケージで過ごさせてあげることになります。この時に、トイレのしつけもスタートさせていただくとよいと思います。ケージが２つになるわけですから、もちろんトイレも２つ必要です。今現在トイレがない状態ですので、お迎えしたショップでもトイレは使っていなかったのではないかと推測できます。本来ならば使用していたトイレと同じものを取り入れていただくことが望ましいのですが、それがない場合には、うさぎさんの体の大きさなどを見ながら選んでいただくとよいと思います。また、床材に関しても、すのこなどを取り入れていただくことで、排泄物が直接付かないようになりますから、より衛生面も保つことができます。体が小さい場合には、すのこの隙間に足が挟まってしまいそうだという心配もあるのかもしれません。そんな時には、すのこ（木製でも金網タイプでも）の上に、プラスチック製のマットを敷いていただくことで、もっとうさぎさんに優しい環境になります。うさぎさんが快適に過ごすことができる環境をよく考えていただきながら、これと思うものを取り入れて環境を整えていただきたいと思います。