ご家族と一緒にうさぎさんと生活をされているお宅では、うさぎさんが飼い主さんやそのご家族に対して見せる態度や行動が、異なっていることはよく聞くことではあります。それには、普段の生活の中での接している時間であったり、お世話率の高い低いなどでも異なってくることなのだと思います。うさぎさんと接している時間が長ければその分、理解や認識してもらうまでが短いともいえることなのではないでしょうか。一年という期間を経て、ご主人の後をもついてくる行動が見られるようになってきたということは、うさぎさんを取り巻く今の環境が、このうさぎさんにとってよい結果を見せているといえるのだと思います。ご主人の場合には、どうしても接する時間が限られているでしょうから、そんな中でも上手にコミュニケーションをとっていらっしゃるのだと思います。また、お二人が仲良くくつろいでいる環境には、とても優しいハッピーな空気感があるのではないでしょうか。うさぎさんもこういった幸せを一緒に感じることで、楽しく過ごしているのだと思います。このような気分を感じている時、ちょっと休憩などのタイミングなどで、好物のご褒美を与えていただくことを続けていただければよいのだと思います。幸せ感たっぷりの環境の中で、うさぎさんも十分に遊んで楽しいという状況であれば、また見せる仕草も変わってくるのではないかと思われます。うさぎさんが構えてしまうような対応ではなく、あくまでも自然に接してあげられる環境を作っていただくことで、もっと距離が短くなってくるのかもしれません。そしてその環境を与えていただいて、うさぎさんからのアクションを待つということも大事なことです。側にいることでその存在はわかっているわけですから、その時のうさぎさんの気分はどうなのか、近付きたいのか、そうではないのかということを観察していただくことも大切です。そして、ご夫婦が仲良く過ごしていること、このことも大事なのだと思います。大好きな飼い主さんの大好きな人という認識を持って、きっと接してくれるのだと思いますからね。懐いてもらいたいというこちら側だけの気持ちではなく、うさぎさんのペースというものも理解していただきながら、焦らずに時間をかけながら、より距離が近くなる段階を楽しんでいただくという気持ちで、接していただくこともよいのかもしれませんね。