２ヶ月のうさぎさんでお迎えしてまだ一週間ということでも、トイレの場所を覚えてきているということですから、小さくても縄張りを明確にするうさぎさんのようですね。飼い主さんが与えた飼育環境をうさぎさんもしっかり認識して、トイレとして使う場所が一致したといえる結果なのだと思います。与える環境とうさぎさんが使う環境が異なってしまうこともありますからね。夜にケージの中で跳びまわるという行動に関しては、うさぎの習性や本能から見せているといえるのだと思います。本来うさぎは夜行性に近い動物です。日中から夕方にかけては休息の時間といえるのですが、夕方から朝方にかけてが一番活発になる時間帯でもあるのです。食事をとったり、行動したりと、元気に過ごすことでもあるのです。朝夕の食事の割合を、夜に多めにするということは、このことからいえることなのです。今回のうさぎさんの場合も、こちらが当てはまるのではないでしょうか。ただし、夜に活発になる可能性があっても、飼い主さんが与える環境や生活リズムをきちんと受け入れて過ごしてくれるようになりますので、夜になったらお休みの時間だと理解してもらえるようにしてあげるとよいのです。タオルをかけてあげることで、大人しくなってくれるということですから、飼い主さんの意図をちゃんと受け取ってくれている賢い子のようですね。うさぎさんも新しい環境に慣れてきているようですので、様子を見ながらケージの外で遊ばせてあげることも取り入れていただいてもよいのかもしれません。この場合にもきちんとルールを作って、うさぎさんの縄張りを制限していただくことが重要です。そうでないと問題行動が見られるようになってしまいますし、もともとの縄張りの使い方（ケージの使い方）にも変化が見られる場合もありますので、注意しながら対応していただくことが必要です。そして、ケージにペットシーツを敷いている環境のようですが、このペットシーツを噛んだりしていたずらをしないかという点は注意していただきたいところです。側にいる時であればすぐに止めさせることができますが、留守番の時に噛んだりいたずらしたり、それを口にしてしまっては大変危険な状況といえると思います。夜活発に遊んでいる時など、齧ることができるなどを覚えてしまうと、ひとりの時同じ行動を見せる可能性もあるでしょうから、そうなった場合には適さない環境となってしまうと思います。食べた物を吐き出すことができないうさぎですので、異物はお腹に入っていってしまいます。うさぎさんの体が小さいならば、足もまだ小さいということがあるでしょうから、すのこの幅などによっては、足が挟まってしまう可能性もあるのかもしれません。ペットシーツではなく、プラスチック製のスノコや、わら製のマットや座ぶとんなど、口にできないもの、口にしても問題のないもので環境を整えていただくこともできることですから、是非参考にしていただきたいと思います。