子うさぎの人工保育
テニスコートの花壇で子ウサギ2匹が丸まっていました。そのときは野生のウサギだろぅと帰りましたが、次の日も同じ場所にいて枯葉を食べていたそうです。水分もとるとこもなく、気になり獣医さんに電話して聞きました。獣医さんはそんな所に子ウサギだけでいるのはおかしいですし、母親もいないでしょう。ほっとけば死んじゃいますね。と言われ保護しました。保護した後すぐに獣医さんに連れて行き見てもらいましが、元気もなく、呼吸も不安定でミルクをあげても飲まず無理やり管を通してあげてくれました。帰ってからの夜もミルクをあげましたが、無理やり口の中に入れないとペロペロしてくれません。朝は黒いウンチをしていましたが自分達から食べようとはしません。ミルクも少ししか飲んでくれませんでした。体重を測ったら1匹は131gでもう1匹は120gでした。どぉやっていけばいいのでしょうか。どうしても助けてあげたいです。アドバイスお願いします。ミルクは猫用です。
本来うさぎの授乳は、一日一回栄養たっぷりなミルクを、お腹が真っ白くなって膨れるほどの与え方であると言われています。人工保育を行う場合には、小動物用(うさぎ)のペットミルクを一日数回は与えていただくことが必要になってきます。猫用のミルクを与えているということですので、うさぎに適した成分内容であるのか、このまま与えて問題がないかを、獣医師にご相談されるとよいかもしれませんね。与え方としては、スポイトやシリンジなどで、一日5~6回ほどは与えていただく必要があります。口元にこれらの先を持っていくことで、興味を示してくれることだと思います。ミルクは、うさぎさんの体温に近い39℃ぐらいが適切ですので、湯せんしながら与えてください。うさぎさんは仰向けの体勢で、人間の赤ちゃんにミルクを与えるときと同じような体勢といえばわかりやすいでしょうか。咽せかえることのないように、ゆっくり与えていただくことも大事です。与える目安としてはうさぎさんのお腹が白くなるまでというところだと思います。成長の目安となる体重からですと、生後10日前後(種類によっても異なってきます)とも考えられるかもしれません。ある程度の体の成長があるとなれば、シリンジなどでは一度にたくさんのミルクが与えられませんので、成長に伴って、小動物用のほ乳瓶などに変えていただいて、一日2~3回などの与え方にしていただくよう移行していくとよいと思います。また排泄も上手に行えているのかということも注意する点だと思います。ミルクを飲ませたあと、ぬるま湯に浸したガーゼなどで、下腹部をやさしくさするようにしてあげてください。こうすることで、自ら排泄できるよう促すことができます。排泄することができているのか確認していただいて、できるまでこの方法を続けてあげることも大切です。糞がでているようではありますので、問題ない可能性もありますが、確認してみてください。そして、毎日体重を測定してそれを記録していただくことが重要です。健康な子は、毎日すくすくと体重が増えていきます。それから、赤ちゃんうさぎが寒くないように室温を管理していただくこと、柔らかい牧草などやハウスを上手に使って、暖をとれるようにしてあげることも大事だと思います。体温が下がらないような工夫が必要です。ただ今回の場合、2匹の赤ちゃんうさぎですので、お互いがくっつきあって暖をとることもできていることとは思いますから、様子をよく観察していただきたいと思います。うさぎさんのお母さんとなって成長を見届けることは大変なことでもありますが、元気に成長してくれることを祈っております。また、数冊の飼育書にも是非目を通してみてくださいね。より詳しい情報も得られることと思います。そして、今は一時保護をしているという状態です。飼い主より連絡がないか地元の警察・動物保護センター・保健所に問い合わせていただくことも大切なことだと思います。今回のような状況は、これに当てはまらない場合もあるのだとは思いますが、保護が落ち着きましたら、各所にお問い合わせいただきたいと思います。当店HP「うさぎ総合事典」のうさぎの福祉の項目に、「うさぎを見つけたら」と称して紹介しておりますので、こちらも参照いただければと存じます。
横浜店045-762-1232
恵比寿店03-5774-5443
洗足店03-5726-8670
柴又店03-6657-9524
吉祥寺店0422-26-6064
二子玉川店03-3700-3885
オリナス錦糸町店03-5809-7508
海老名ビナウォーク店046-200-9910
グランベリーパーク店042-850-7041
レイクタウン店048-940-8346
幕張新都心店043-441-7307