うさぎさんは、初めての場所や物などにはとても苦手だったりするのです。これは自分を守る習慣のようなものなのですが、多くの経験をさせることでかなり変わってくるともいえます。外につれていく経験をさせたり、他の動物を見せたりすることは、コンパニオンアニマルとして暮らす上では大切なことでもあるのです。例えば病院などに連れて行く時に、必要以上にストレスを感じないようになるからなのです。ですから、うさんぽも大事な社会性を体験するには必要なことでもあると思います。ただし、絶対に必要かといわれると、そうでもないケースもあるのだと思います。うさぎさんは私たちと一緒でそれぞれ個体差があります。活発なうさぎさんもいれば、とても臆病な子もいます。また一緒に過ごす飼い主さんも同様でしょう。生活スタイルや環境などもそれぞれですから、どうしてもうさんぽをする機会を作れないという方もいらっしゃることと思います。社会性を体験させてあげるためにはとても重要なコミュニケーション方法ですが、だからといってどんな環境であっても必ず行わなくてはいけないということではないともいえるのだと思います。社会性を体験させるという面で考えれば、その方法はうさんぽだけではありませんからね。ただ、こういった機会が少ない場合には、通院やお出かけの時に、うさぎさんが変化を感じやすいということが推測されます。うさぎさんの変化をしっかり感じてあげられるように、より注意深く対応してあげるということが必要になってくるのだと思います。そして、うさんぽに適した年齢は、ある程度体がしっかり出来上がってからのほうがリスクが少ないと思われます。生後５～６ヶ月程度は年齢を重ねてからのほうが、環境への対応も上手にできるようになると思います。この年齢を目安に、うさぎさんの体調や体格、そして性格などから、適切な判断をとっていただくとよいでしょう。また、暑過ぎる、寒過ぎるという季節ではなく、春や秋などうさんぽに適した季節も考慮していただきながら、うさんぽデビューの機会を判断していただくこともよいことですね。うさんぽには様々な注意点もありますので、こちらもしっかり勉強していただきながら判断いただきたいと思います。うさぎの飼い方Q&Aにて、「うさんぽ」で検索をしていただけましたら、数多くの関連する内容をご覧いただけますので、是非御参照くださいませ。