ケージから放された時のトイレの使い方に変化が出て来ているようですね。うさぎの場合には、縄張りを主張する為にもおしっこや糞をします。今回のうさぎさんの場合は、おしっこに関しては場所が限定されているようですので、放されている環境の中でのトイレ（おしっこ）の場所が、キッチンの床面と認識したと解釈できるのかもしれません。糞に関してはあちこちのようですので、興奮状態でぽろぽろ出ているということや、自分の縄張りのにおいつけと捉えられることだと思います。しつけとしてできることは、ケージの外に放してあげる際の環境を、今の状態よりも制限してあげて、改めて縄張りを与えてあげることでリセットできるのではないかと考えられます。ケージの中のトイレが、うさぎさんが過ごす環境のトイレの場所なのだと、再認識してあげられるはずです。縄張りが広がることや、その中で長い時間を過ごすことで、ケージの外で与えられる環境の中に縄張りを決めてきているのだといえるのだと思います。ですから、その環境を制限してあげることで、見せる行動にも変化がでてくると思います。また、しつけたいという問題行動が見られた時には、ケージの中に戻すということも効果的です。これが繰り返されることで、なぜケージに戻されたのかということを理解してくれるようにもなります。今からでもうさぎさんの行動に変化が見られることですので、よりよい環境を与えて様子を観察していただきたいと思います。それから、牧草のアレルギーをお持ちの飼い主さんは、実は少なくないようですよね。アルファルファはマメ科の牧草ですので、イネ科に反応が出る飼い主さんには救いとなることでしょう。ただし栄養価の高い牧草ですので、うさぎさんにとってはご褒美的な与え方が適した牧草といえるのです。食べ放題の与え方が適した牧草ではありませんので、与える量をしっかり制限してあげる必要があると思います。また、カルシウムの摂取量を制限する必要のあるうさぎさんの場合には、より注意が必要になると思います。かかりつけの獣医師とも、どの程度までなら一日量として適しているのかを明らかにしていただくことがよいでしょう。また当店で扱っております「うさぎのぺレット牧草」や「チモシークラブ　ゴールドラベル」などは特にお勧め致したい商品です。こういった牧草の形状から進化したタイプのものや、粉などを丁寧に落としてある牧草を選んで与えてみることもよい方法だと思います。これらの商品でアレルギー症状が出ないようですと、最短の解決法ともいえるのですが・・。また、ご家族と一緒にお住まいであるならば、掃除や牧草を与える役などはなるべくさけていただいて、掃除後や、牧草を与える前などの時間に触れあっていただくことがよいのかもしれません。また、その時も、マスクやめがね（ゴーグル）手袋などを、症状の出方に合わせて取り入れていただいて、触れあった後もしっかり手荒いうがいを行っていただき、アレルギー症状がでないかどうかということを探っていただくこともよいのではないでしょうか。また、牧草の花粉などのアレルゲンが部屋に滞らないようにしてあげることもよいでしょう。空気清浄機などには、このアレルゲンを除去してくれるものなどもあるようですから、お調べいただいて取り入れていただくこともよいのだと思います。

下記から文中にご案内致しました「うさぎのペレット牧草」「チモシークラブ　ゴールドラベル」のページをご覧いただけます。ご参考くださいませ。
「うさぎのペレット牧草」
http://www.rabbittail.com/cart/detail.asp?PID=35&ID=1134
「チモシークラブ　ゴールドラベル」の紹介ページ
http://www.rabbittail.com/cart/detail.asp?PID=35&ID=78