盲腸糞はうさぎさんが作り出した、タンパク質とビタミンと多くの微生物を含んだ食事といえるものです。これを食べることによってエネルギーを取り込んでいるともいわれています。通常はうさぎさん自ら直接口にしますので、飼い主さんの目に触れることがないものでもあります。飼い主さんが盲腸糞を見ることができる場合には、栄養が充分に足りていて食べ残しがある場合などや、盲腸糞を上手に食べることができない状況（肥満や体に支障がある場合）などが考えられます。食べたくないのか、もしくは食べられない状況だったのか、飼い主さんが口元に盲腸糞を持っていってみることで、うさぎさんが受け入れるかということを確認してみていただくこともよいと思います。新しい環境にお迎えされたということで、生活のリズムがまだ不安定な状態であったりするのではないでしょうか。そういった場合には消化システムも定まらない場合もあるのだと思います。盲腸糞がいつも同じ時間帯に作り出されていないならば、食べ残しをしてしまう場合も考えられるのだと思います。生活リズムを一定にしていただいて、ストレスのないように環境を整えて様子を見ていただくことも大切なのだと思います。毛艶が悪く、ぱさぱさしてきたという変化もあるようですので、食事量やその内容がベストであるかどうかも再確認していただくことはよいことだと思います。盲腸糞を食べ残すことが多い場合には、飼い主さんがおっしゃるように、栄養豊富な牧草も与えてあげるということはよい判断でもあると思います。生後３ヶ月のうさぎさんには、まだまだ体を作る充分な栄養素が必要ですからね。そして、お迎えしたショップにもご相談されるとよいと思います。毛艶のよい状態で過ごしていたうさぎさんを知っているわけですから、どう対処するとよいのかを導いてくれるんではないかと思いますよ。そして、相変わらず盲腸糞も残す、毛艶も回復しないなど、心配な点が拭いきれない場合には、病気などの可能性がないかということを、獣医師に診ていただくことがよいと思います。心配なまま過ごすのではなく、解決法を見つけていただきましょう。