これまでとの変化を見せた時の前後の状況を、よく思い返していただくことが必要なのだと思います。原因がなく行動に変化が見られることは少ないといえるでしょうから、うさぎさんにとってそう行動するようになった理由を探していただきたいと思います。環境の変化がなかったか、飼い主さんの行動などにも変化がなかったか、うさぎさんを取り巻く環境全体から探っていただくことが必要なのです。そして、食事に不安な点はないということではありますが、体調に変化が起きているのではないかということも疑っていただくことが重要でしょう。どこかが痛い、辛いという場合でも、うさぎさんが見せる動作や行動に違いが見られることも少なくありません。ケガなどをしていないかということや、それ以外の病気の可能性がないかということも疑っていただきたいことではあります。それには、専門家による診断が必要にもなってきますので、かかりつけの獣医師にも是非ご相談いただきたいと思います。うさぎさんの環境を見返してみていただくことと、行動の変化に繋がる原因がわかればそれを改善すること、そして体の異常がないかを確認するということが必要な状態だといえるのだと思います。以前とは違うことにはきっと理由があるはずです。飼い主さんから見れば些細なことであっても、うさぎさんにとっては大きな意味を持っている場合もありますから、今一度その理由が何かということを探っていただきたいと思います。