うさぎさんにも私たちと同じように、それぞれに性格というものがあります。とっても大人しい子もいれば、元気いっぱいなやんちゃな子もいます。飼い主さんに見せる行動をとっても、個性豊かに、それぞれのうさぎさんごとで違った表情を見せてくれることでもあるのです。お話を拝見する上では、約一年という時間をかけながら、お互いがお互いを認識し、受け入れているという様子が見えてくるようです。名前を呼んで反応してくれることも、トイレの使い方なども、飼い主さんとうさぎさんの距離がとても近いと感じられることでもあります。これが当たり前でしょう？と思ってしまうこともあるのかもしれませんが、実はそうではなく、距離がなかなか縮まらないというご質問も、こちらではお受けすることもあるくらいなのです。飼い主さんも、うさぎさんの対応の変化をきちんと感じていらっしゃいますし、きっとそのことをうさぎさんも感じているのだと思います。接し方やしつけもこのお宅にあった環境になっていたからこその、今の状況であるのだと思います。そして、膝の上でゆっくりくつろいでもらえることは、夢のような話ですよね。できることならぜひうさぎさんにそうしてもらいたいですが、なかなかそうもいきません。性格や年齢によっても、こういった仕草を見せる見せないもありますし、対相手のあることですので、無理強いできないことですから、焦らずにというところなのだと思います。うさぎさんの大好きなおやつはありますか？名前を呼びながらそのおやつをもって、飼い主さんの近くに誘導してみるとよいと思います。始めから膝の上に乗せようとするのではなく、まず飼い主さんの近くにいることに警戒しないようにしてみることからスタートするとよいでしょう。時間をかけながら、より近くでおやつをあげる、落としたふりをして膝の上においてみるなどして、様子をうかがってみてください。きっと賢いうさぎさんのことですから、飼い主さんの策略を察知したりして警戒することもあると思いますが、時間をかけながらうさぎさんとの距離を縮めていくことが、実は近道だったりするのです。抱っこに関しては、必要性のある抱っこということはとてもよいことです。ただその機会が少ないという場合には、うさぎさんよりも飼い主さんが心を決めて、逃げる隙を与えずに的確に行うという心構えが必要になります。ぬいぐるみを使ったり、頭の中などでシュミレーションを行っていただければ、成功率も高くなることと思います。頑張ってくださいね。