男の子で７ヶ月という年齢のうさぎさんのようですので、飼い主さんが感じていらっしゃるように、思春期を向かえ発情や縄張り意識を示している場面が目に見えてくるようです。男の子のうさぎが、男性に対して縄張りや優位性を主張するようなケースは、実は少なくないのです。性別がわかるのか確かなことは定かではないのですが、雄同士で見せるような行動を起こすことがあるのです。自分の縄張りの中にライバルが出現したとでも感じているのかもしれません。旦那様の役割担当がしつけ部門だということでもありますので、この点ももしかしたら関係している場合もあるのかもしれませんが、それ以上に飼い主さんを挟んでのライバル意識が強いのではないかと感じられます。しつけはとても大事なことですので、そちらは的確に対処していただきながら、ご褒美の担当も合わせて行っていただいて、反応を見ていただくこともよいのかもしれません。ただ、サークルの中や、お部屋の中などのうさぎさんの縄張りとなっている場所でのコミュニケーションは、うさぎさんの行動が推測できることでもあります。推測できる行動の場合には、その係を旦那様ではなく行っていただくことで、うさぎさんを無駄に興奮させずに済むと思います。コミュニケーションの取り方としては、ケージ越しからトライしていただくことがよいでしょう。ケージ越しに、ライバルではなくて友達や家族なのだと認識してもらえるように、うさぎさんにとっての楽しいことや美味しいことで対応してみていただくとよいと思います。うさぎさんは自分の縄張りを持つ生き物です。その縄張りの中で見せる行動は、本能からくることでもありますので、この習性を理解していただきながら、縄張り行動を助長せずにすむ環境を考えていただくとよいのだと思います。