頭以外の部分に触れただけで激しく暴れ逃げる
もうすぐ8ヶ月になるホーランドロップの女の子を飼っています。この子が生まれて3~4ヶ月になる頃、ある病気にかかってしまい、病院へ行ったところ「点鼻薬と内服薬があるけれど、内服薬よりは点鼻薬の方がうさぎにかかるストレスは少ないよ」と言われたので最初は点鼻薬を処方してもらいました。しかしうちの子は点鼻薬がものすごく嫌だったようで、お薬を使うまでは抱っこが好きだったのにお薬を使ってからは『抱っこ=点鼻薬』と覚えてしまったのか、現在では抱っこをしようとした時どころか頭以外の部位に触れただけで激しく暴れて逃げてしまいます。
抱っこができなくなってからは内服薬に変更し、今は病気の方も落ち着いていますが、触れることすらできないので健康チェックやグルーミング、爪切りもできません…触れることがほとんどできなくてもこの子との時間はしっかり取り、餌などもしっかりあげています。ですがうちに来た頃のようにもう一度抱っこして私の膝の上で寝てほしいです…改善の余地はあるでしょうか?アドバイスがあればよろしくお願いします。
今回のうさぎさんにとって、抱っこされることで投薬(点鼻薬)に繋がるということがしっかりインプットされてしまっているようですね。うさぎは私たちが思っているよりもとても賢くて、特にイヤなことは根強く覚えていることもあるのです。お薬も変更していただいて、また、病気の症状も落ち着いてきているということですので、うさぎさんにとってはよい状況になってきているのだと思います。嫌いな点鼻薬の投薬もないということですから、今後は時間をかけながら、うさぎさんとの関係を改めて作っていただくとよいのではないでしょうか。グルーミングや爪切りは行っていただくことが必要ではありますが、無理強いしないということが大切なことだと思います。コミュニケーションとしては、時間をかけながら様子を見るということが必要でしょう。少しずつ撫でる時間を増やしてみて、どういった行動を見せるのか観察していただくこともよいのかもしれません。頭以外の部分に触れようとすることで警戒するわけですから、大好きな部分をたくさん撫でてあげればよいのだと思います。それを続けることで、撫でられることがもっと好きになってくれるのだと思います。もちろん爪切りやグルーミングは必要ですが、しばらくは専門店や獣医師におまかせしていただくとよいのかもしれません。キャリーに入れるという作業は必要にはなりますが、場所や人が変わることで、グルーミングや爪切りを受け入れてくれることもあります。そしてケージの外に放して遊ばせてあげている時には、飼い主さんからはアクションを起こさずに、うさぎさんの自由にさせてあげるとよいでしょう。遊び飽きた時には、必ず飼い主さんに興味を示してくれます。その時にも手を出したりせずに、身を任せてうさぎさんの行動を見守ってあげていただきたいです。興味を示すようになって近寄ってくるような時には、おやつなどもあげていただくと、楽しいことがあると覚えてもらえるようになると思います。おやつをあげる時に、膝の上に乗ってくれるように誘導することもできるようになるかもしれません。時間がかかることではあると思いますが、うさぎさんの気持ちも尊重しながら、諦めないことが大事なのだと思います。もちろん、ケージから出してあげた時、うさぎさんのやりたい放題にさせるということではなく、行動範囲を制限したり、時間を決めてあげるなどのしつけとして必要な場面は、きっちりと守ってあげることが大切です。
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