うさぎさんの大好物があるということは、食事を与える際のひとつの強みともなることだと思います。大好きなものがあれば、食欲がない時などに与えられることができますので、その大好きなものを食べることで、食欲を思い起こさせることもできますからね。うさぎさんは、自分を取り巻く環境や、飼い主さんの行動をよく観察していますので、何が起きているのか、これから何が起こるのかということを、察知しているといえると思います。関連づけた行動や様子を察知することで、これから起こる行為をある程度認識しているといえるでしょう。大好きなものをもらえると感じることや、苦手な抱っこなどまでも察知する力を持っているといえると思います。天然パパイヤが本当に大好きなのでしょうね。一目散に近付いてきて、なおかつ突進、そして指まで・・ということですから、興奮状態が目に浮かんでくるようです。他のうさぎさんであっても、この状況に似た行動を見せることではあります。ただ、突進、間違って一緒に噛んでしまうということまでとなるわけですので、より興奮状態が大きいといえるのではないでしょうか。大好きな物をもらえるという喜びの表現行動でもありますので、この行動を落ち着かせるとはいっても、なかなか難しいことだと思います。興奮がエスカレートしてしまわないような環境を考えていただくことがよいのではないでしょうか。あまりじらさずに与えられるような工夫を考えていただいたり、ケージから放している時ではない環境で与えるなどができるのだと思います。また、ケージに戻ることで与えるなどの状況を作ることで、パパイヤをもらえる場所が限定されるような環境をつくることもよいのかもしれませんね。うさぎさんそれぞれで、見せる行動（反応）には違いもありますから、一概にこうですとはいい難いことでもあります。効果のある環境には、試行錯誤していただくことにはなると思いますが、その環境を見つけていただきたいと思います。それから余談ですが、うさぎを保護する場合には、元の飼い主より連絡がないか、地元の警察・動物保護センター・保健所などに問い合わせていただくことが大切です。届出が無く、このまま保護していただけるようでしたら、警察に拾得届を出して動物保護センター・保健所に保護していることを連絡していただくことが必要になってくるようなのです。また、保護をされた時に、明らかに遺棄された状況（箱に入れられている）であった場合ならば、動物愛護法違反になりますので、警察への通報に加えて、日本うさぎ愛護協会にもご相談いただきたいと思います。