４ヶ月のうさぎさんということですから、そろそろ縄張り意識も目覚めてくる頃ですし、思春期に見られる問題行動なども多く観察されるようになってくることと思います。うさぎさんは自分の縄張りを明確にして、その中での使い方を自ら決め、なおかつ毎日の縄張りのチェックを行います。部屋で遊んでいた時に噛まれたということですが、その時の状況をよく思い返してみていただくことも大切なことだと思います。理由なしに噛むという行動にはでないともいえますから、うさぎさんの言葉の意味を探っていただきたいと思います。こういった場合によく見られるケースとして、飼い主さんがうさぎさんの縄張りや、縄張りのチェックの邪魔をしていたという場合があるようです。縄張りチェックの最中などで、飼い主さんが邪魔であるという時などに、退いてほしいという言葉として、噛むこともあるようです。なぜ噛むという行動に出るのか、その行動の前後の様子と、飼い主さんの行動も合わせて考えていただくことで、どんな意味があるのかを測り知れるといえるのだと思います。そして、うさぎさんにはある一定の行動範囲を与えていただくことが必要です。制限のない環境では、うさぎさんが自分主導で過ごしていると間違った認識をしてしまいますので、そうではないということを知ってもらう必要があるのです。サークルを用いて行動範囲を制限していただくことはとてもよい環境を与えてあげられることでもあります。行動範囲を制限してはいても、ケージから放してあげるという開放感もしっかり味わってもらえますので、ご家庭ごとで快適な環境を考えていただきながら、環境を整えていただきたいと思います。