自分が過ごす環境がどういった状態なのか、ひとつひとつ確認しながら進んでいくとても慎重派のうさぎさんのようですね。ケージの外の世界があるということも認識してくれたようです。その場所の環境である絨毯を、むしってしまう行動を見せているということなのですね。齧ったり、掘ったり、引っ張ったりしている状況が考えられますが、食べてしまったりしていないかなども合わせて確認していただく必要があると思います。床面や布製品など、こういったものを掘ったり齧ったり、舐めたりする行動は本能からきていることでもあります。穴ウサギの性分として、掘ったり齧ったりすることは、ある程度予測できる行動なのです。絨毯という環境で過ごすことで、その環境をむしることができると認識してしまったからこそ、その行動を止めない状況が見られてきているのだと思います。習慣となってしまった可能性もありますね。ではどうすればよいかというと、掘ったり齧ったりできる環境、むしるということがない環境を考えてあげるとよいのです。うさぎさんが過ごす行動範囲は、サークルなどで制限されていますか？うさぎさん専用の場所を作っていただいて、その中にサークルマット（商品番号2597）などを敷いていただくとよいでしょう。その上に、木製のすのこを設置していただくことでも良い環境となります。絨毯以外に、ラグマットやジョイントできるマットなども代用できることだとは思いますが、齧ることができたり、むしってしまうことができるものの場合には、しばらくは新しい環境を観察することでしょうが、また同じ行動を見せるようになる可能性があると思います。齧ることで誤飲にも繋がってしまう危険がありますので、その危険を取り除いてあげることが飼い主さんの役目となるのではないでしょうか。また、当店の商品であれば、ほりほりハウス（商品番号1406）などで思い存分遊ぶことができる環境を与えていただくこともよいでのだと思います。爪切りに関しては、お迎えしてからまだ行っていないことであるようですので、そろそろ伸びてきていないか確認していただく時期でもあると思います。うさぎさんの足の毛の間から爪が見えているようであれば、切っていただく目安ともいえるでしょう。お迎えしたショップなどや獣医師のもとでまずはじめはお願いしてみることもよいと思います。ひと月たったという報告や健康診断も含めてみていただくことにもよい時期ですからね。その時に、抱っこや爪切りのコツなども合わせて教わるとよいと思います。うさぎさんを抱っこするには、捕まえるということでもあります。うさぎさんが広範囲に逃げられる環境では、上手くいくものもいきませんので、サークルで仕切った環境の中でチャレンジすることは良案です。ケージの上部が開くタイプのケージであれば、前面からではなく、上部から抱きあげてケージの外に出してあげるという方法をとることもよいでしょう。練習というよりは、実践するという心持ちで、うさぎさんに逃げられる要素を与えないように頑張ってみていただきたいと思います。そして、噛んできたり、床をむしる行為を止めない時には一旦ケージに戻して、うさぎさんになぜ戻されたのかということを認識してもらう時間をとってあげることも、しつけとなりますよ。