飼い主さんがおっしゃるように、今回のうさぎさんも、捕まえられて体をいじられるということが、苦手なのだと思います。抱っこされたり、抱きかかえる為に捕まえられるということが、うさぎさんにはちゃんと予測できていて、これから何をされるのかということがわかっているからこそ、抵抗するという動作を見せているのではないでしょうか。やっと捕まえたという状況の場合には、やはりうさぎさんは興奮していることだと思います。ですので、この興奮を少しでもやわらげてあげることも大切なことなのです。嫌がる、逃げるからといって、捕まえることを躊躇してしまうと、よりうさぎさんに逃げることができる要素を与えてしまっているといえるのです。ここ！と決めたら躊躇せずに捕まえられるよう、心構えをしっかりもっていただくことが大事です。抱っこのコツなどもありますが、実はこの飼い主さんの心意気が結構大事だったりもするのです。最終的には、嫌々ながらもグルーミングを受け入れてくれているようですから、反抗期というよりは、「イヤなんだけど」といううさぎさん側の気持ちを伝えている、コミュニケーションのひとつとして捉えて受け入れてあげてください。うさぎさんのストレスを少なくするには、うさぎさんの抵抗する様子をもとに、抱きかかえるまでの流れを見つける、どういった体勢だと抱っこしやすいかということを探していただくことがよいのかもしれませんね。苦手なグルーミングにつき合ってくれた後にはご褒美！と、楽しいことが待っていると教えてあげることもとても効果的ですので、是非取り入れていただきたいと思います。