いつも店頭をご利用いただきましてありがとうございます。抱っこに関していえることは、うさぎさんは捕まえられることが苦手ですので、抱っこするということは、この苦手な状況になるということです。隙あらば逃げようとその体勢に入ることが、本来見られる動作でもあります。抱っこさせてくれないというよりも、いかに抱っこを的確にできるのかということなのです。うさぎさん次第というよりも、抱っこを行う飼い主さん次第でもあるのです。もしよろしかったら、抱っこ練習会に参加してみませんか？是非店頭へお問い合わせくださいませ。そしていけないことをした時にはしつけは必要です。シーツなどに穴をあけようとしたことに対しては、的確な対応をされたのだと思います。叱られているとわかったかどうかは本人に聞いてみないとわからないことですが、ケージに戻ったという行動を取ったことは、少なからず飼い主さんが普段とは違うという変化に気付かされたこと、うさぎぎさんの行動をリセットできたことといえるのだと思います。そして、翌朝の行動は、前日のこの驚きなどを覚えていたすれば、警戒したということもあるでしょう。ただ、撫でられるという行為に対しては、それを受け入れている様子から、うさぎさんから嫌われているなどという解釈にはならずに、おっしゃるように自分のほうが上位にいると勘違いしていると解釈するほうが、もしかしたら近いのかもしれません。お出かけの時に嫌がった様子などは、飼い主さんに対してみせたというよりは、キャリーの中がイヤだということや、出かける行為自体がイヤだという言葉ということもあるのではないでしょうか。うさぎさんの立場が上位ではないということを理解してもらうには、うさぎさんの頭に顎のせを行う事で、その優位性を示すということももちろんひとつの方法ですが、飼育環境をしっかり整えること、しつけが必要な場合にはその行動をとること、規則正しく過ごさせてあげることなどが大事になってくると思います。シーツなども穴堀りをしたり、噛んだりということは、ある程度予測できる行動でもあります。その行動は飼い主さんにとっては問題行動になってしまうことですから、わかっていながらその環境を与え、そして叱るということよりも、行えないような環境にするほうがうさぎさんにとってもストレスがなくなります。ですから思い存分遊んでもらえるような環境を提供してあげることがよいでしょう。うさぎさん専用の運動場ともいえる環境を考えていただくとよいと思います。その中にはどんなに齧っても安心なように、牧草やすのこ、かじり木やおもちゃなどで、うさぎさんの好みの遊び場になるようにしてみてはいかがでしょうか。そして叱り方としては、大きな声でうさぎさんの目を見て叱り、その目をそらさないことや、床などを叩いて大きな音を出すことでもよいでしょう。今回の飼い主さんが行われた叱り方はとても効果的だったといえると思います。いつもとは違うということが伝わるということが大事なのですよ。それから、夜間に撫でてあげるということは、うさぎさんが要求したことに対して行動を起こしているということではありませんので、この事が直接優位性を変えているということにはならないような印象ではあります。ただ、このことが習慣となるようですと、うさぎさんから要求されるようになる可能性もあるのではないでしょうか。規則正しい生活を送らせてあげることはとても大切なことですから、お休み前などのスキンシップとしてあげるほうがよいのかもしれませんね。