本当ですね。もしかしたら、これまではボトルで飲んでいなかったなどで、どうすると水が出るのかがわからないということなのかもしれません。ここはボトルの使い方を教えてあげるということになると思います。ボトルのノズル部分の先についているボール状のものを、うさぎさんが舌で舐めることで、水が出てくるしくみになっていると思います。ボール状ではなくレバー式の場合は、噛むことで水がでるようになっています。ですから飼い主さんが指でまわすように押している動作や、先端を押すことを見せてあげるとよいのです。「こうすると水がでてくるんだよ」と声をかけて興味を引かせて見せてあげてください。水の取り替えをする時など、一旦器を取り除く時などでもよいですし、飼い主さんがケージの中に手を入れたりしても警戒していないという場合には、回数を増やして教えてあげてもよいと思います。お迎えしたばかりですから、新しい環境に慣れるまでは、状況を見ながら接してあげていただきたいと思います。そして、ボトル自体も、水がスムーズに出てくるかということの確認も必要です。ノズルの大きさと、うさぎさんの口の大きさなどで、飲みにくいなどの場合もあるようですので、ノズルが小さすぎたり、大きすぎたりしていないかということも確認してみてください。また、ごく稀にボトルを使って水を飲む事ができない子もいます。そういった場合には、器で与えていただくことになると思います。陶器などある程度重さのあるものですと、引っくり返されたりせずにすみますが、固定式の餌入れを水入れにしてケージに設置してあげることや、専用の給水器（サイフォンドリンカー）を用いていただくと衛生的にも保てますので大変よいと思います。