６ヶ月と成長したうさぎさんのようですが、お迎えして２週間という短期間でも、この新しい環境にとても慣れたという印象をお受けします。きっと愛情たっぷりで触れあっていらっしゃるのでしょう。さて本題ですが、基本的に抱っこが苦手なうさぎさんですので、いかに短時間でしかもコツをつかんで抱っこするかということが必要になってきます。苦手なことにつき合ってもらっているという気持ちを忘れずに練習していただくことが大切です。仰向け抱っこは、お尻やお腹周りをグルーミングすることに必要なことでもあります。足裏をチェックするときもそうですね。ただうさぎさんにとっては普段にはあり得ない格好になりますので、暴れることは想定できることではあります。仰向け抱っこができるように練習することも大事なことですが、うさぎさんが噛みつくという行動を見せることも推測できますので、どうするべきか判断に悩むところなのでしょう。よい関係を作ってきている状況でもありますので、今はその関係を大事にすることもよいのではないでしょうか。仰向け抱っこをちょっとお休みして、そのほかで対応してみてください。膝上での抱っこに関して、興奮することがない状況が見られた時にでも、改めてチャレンジということでもよいと思います。もちろん、しつけとして、仰向けを覚えてもらうということもあるでしょうが、その場合には、的確に抱っこすることができるということが条件にあがってくるのかもしれません。しっかり抱っこできれば、暴れる隙を与えませんので、うさぎさんは仕方なく仰向け抱っこにつき合ってくれます。解放してあげるまでをスムーズに的確にできれば、ストレスも少なくなりますので、状況をみて判断していただきたいと思います。そして噛み付いてきたとき、うさぎさんを飼い主さんの手から他へ放す前に、噛むという行動をやめさせて一旦動作を止めてあげることがよいと思います。とはいっても、ぴょんと自分から逃げ出すこともありますが、一旦うさぎさんの動きを止めるということが鍵になってくると思います。