うさぎさんの性格がちょっと臆病な印象がありますので、慎重に対応していただくことは重要なのことだと思います。ただ、女の子はケージの中という自分の縄張りの中が一番安心できるといううさぎさんも少なくないですから、あまり過剰に心配することもないといえる点もあるかと思います。出産前には、これまでとは同じ環境をゆったりと過ごさせてあげることと、出産が近くなった時には、その準備をきちんとしてあげることが必要です。出産予定日の３、４日前になったら、巣箱を入れます。ロップイヤーのうさぎさんですので、その体に合わせた大きさ（横たわることができる広さで、なおかつ広すぎないこと）が必要です。ネストハウスがすでにあるようですので、その大きさが適しているのかを確認してください。そして巣材となる柔らかめの牧草を準備してください。胸やお尻の毛をむしり巣作りの準備をしますので、それに合わせてということになります。臆病ということが神経質に繋がるか判断が難しいところですが、ケージをいじられるのがイヤだというような場合には、掃除に関しても本当に汚れた部分だけにして極力控えるぐらいの気持ちがあってもよいのかもしれませんね。手早く済ませられるようにしていただきたいと思います。出産後も同様に、暖かく見守っていただくこと、静かな環境を心がけていただくことを基本に、授乳ができているかを確認していただけるとよいですね。通常ならば、ケージの外にお母さんうさぎが出た時などに、掃除や体重のチェックをしていただくとよいのですが、ほにゃ様のうさぎさんの場合には、積極的に外に出ることがないようですから、ここは慎重に行っていただくことが必要のようです。また赤ちゃんにお母さんうさぎさん以外のニオイがつかないように、手袋をして対処していただくことがよいと思います。うさぎさんの出産は簡単に考えられがちですが、どんな生き物であっても出産に危険はつきものです。どうぞ安心して出産できるような環境を心がけていただくことと、何かあったときにすぐ対応できるように、いつも診ていただいている獣医師にもご相談しておくということも大切なことなのだと思います。