飼い主さんとのお出かけや、お留守番やペットホテルなど、日常とは違った環境を過ごした時、そしてその後などに、うさぎさんの行動に変化が見られる時があります。これは、今までの縄張りとは違う環境に変わったということで、うさぎさんのこれまでの縄張りの使い方にも変化をもたらすことが少なくないようなのです。今回のココママ様のうさぎさんの場合には、お出かけ先で特に大きな変化などがないようには見えますが、何か不安を感じたりしていたのかもしれません。またこれが始めても外出だということであったのならば、より敏感なうさぎさんであればそのことだけでもストレスとなったことが考えられると思います。お家に戻ってきたことで力が抜けて、その気持ちを飼い主さんであるココママ様にぶつけているのかもしれません。やっと広い場所で遊ぶことができるとわかったのであれば、うれしさが先に立って、飼い主さんが近づくことでケージに戻されると察知していたのならば、逃げるという行為に出るのではないでしょうか。そして、ケージの中（同じケージではあっても、普段使っているものはきっと違うのです）でここだけは安心できると感じていたのであれば、ちょっとの動きであっても、飼い主さんが何をしようとしているのかを探りながらより安全な場所、この場合ケージの隅となるでしょうが、そこに避難しているということが考えられます。環境の変化に伴って、生活のペースが変わったところもあるのかもしれません。体調自体には不安がないようですので、お出かけして大変だったかな？など気持ちも伝えながら、より声を掛けてあげてみてください。飼い主さんの動きに敏感になっている時には、行動を起こす前にそれを知らせてあげるよう声を掛けることがよいと思います。普段の生活がすっかり戻ってくれば、また行動にも落ち着きが見えてくることと思います。思春期を迎えているうさぎさんでもありますから、ある程度の性格の変化は見られる時期でもありますので、じっくり時間を掛けながらどんな性格なのかということも考えてあげていただきたいたと思います。そして帰省の一番のよい方法としては、普段と同じ環境をしっかり保てることができるのであれば、自宅でのお留守番ともいえるかもしれません。もちろんうさぎさんの性格にもよりますが、飼い主さんがいないと絶対ダメという子の場合には、一緒にお出かけするほうが安心です。ご家族のどなたかが一緒にお留守番できるというのであればそのほうがうさぎさんにとってはストレスが少ないといえるでしょう。ただし、この帰省が定期的で、お出かけ先でも普段と同じ環境を作ってあげられるという場合には、お出かけも行事となりますので、繰り返していくことでうさぎさんもそのことに慣れ、受け入れてくれるようになりますよ。