雄の発情は、条件さえ揃えば一年中見られるものなのです。テリトリーの拡大や自分よりも弱い立場の動物の登場（飼い主さんやほかの雄うさぎ）、そして雌うさぎの登場などが当てはまれば発情していると考えます。また、雄の場合はただ単に発情しているだけでなく、自分の優位を示す行為として、縄張りを示すという意味もあるのです。kisa様からのご質問でありますと、飼育環境が一緒で過ごしているようですので、発情の条件にも当てはまることなのだと思いますが、繁殖を目的としている場合でも、交配をさせる時以外は、雄雌の飼育環境はわけてあげることが本来あるべき環境といえます。出産をしたばかりの母親が、育児に専念できない環境などと認識してしまうと、育児放棄をしてしまう場合もありますので、十分に注意してあげてくださいね。これは出産準備の期間（妊娠中）にもいえることですし、雄雌一緒の環境は、常に繁殖行為が行われるということでもありますから、早急に小屋を二分するなどの対策を考えていただくことが必要だと思います。そして、是非、何冊かの飼育書などにも目を通してみてください。繁殖に関する内容も最近は充実して紹介されていますので、参考にしていただきたいと思います。