外での飼育の場合、その環境を見直していただくことはとても必要だと思います。外気にさらされているわけですから、今一度どのような環境下におかれているのかを確認していただきたいと思います。雪が降るという環境でもありますので、雪避けや風避けなどの対策はもちろんでしょう。今ある小屋の側面や屋根に、それらを覆うものを作ってあげることもよいでしょうね。また小屋を高床式（台をつくってあげる）のように底上げをしてあげるだけでも違ってきます。そして、寒さを乗り切るためには暖を取ることができる環境も与えていただきたいところです。牧草や木製で出来たハウスなどは寒さ対策にはとても有効的です。中にうさぎが入ることにより、外からの冷たい空気をしのぐことができますし、保温されるような効果がありますから、小屋の中にこういったハウスを入れてあげてみてはいかがでしょうか。うさぎさんが自分の体温をも上手に使いながら、暖まれるような環境が望ましいかとも思います。学校での飼育ということですので、性別で分けた仲のよい子達複数を、一緒に飼育されている場合もあるでしょう。お互いが寄り添い合って暖をとるという光景も見られるかもしれませんね。また、排泄物で汚れているようですと衛生的ではないですし、環境自体も望ましくないですから、このあたりも見直していただくとよいかもしれません。それぞれの環境に順応することは、うさぎさんの特技でもありますから、その環境ごとにできる対策をしていただいて、あとはよく観察していただくことが必要になるのだと思います。不安な状況があった場合には、それにあった対策をとっていただきたいと思います。もし、初めての冬を過ごす、どういう環境になるかわからないという時には、この季節だけ、学校の校内にうさぎさんを避難させるなどの対策も考えてあげることも必要なのかもしれませんね。