まず動物を繁殖する場合は、大きな責任と義務が生じます。こちらをよく理解していただくことがとても大切ですので、是非心得ていただきたいと思います。赤ちゃんは、直ぐに大人になります。生まれた子を飼うのか、誰かにあげるのか生まれた後の事もよく考えていらっしゃるようですが、もし、障害を持って生まれたらとか、病気がちだったらなど、万が一も考慮にいれて真剣に考えていただきたいのです。
また、女の子は実際に出産するわけですから、難産になったらちゃんと対応できるのか、母胎に危険が生じたらなど、こういったことも考慮にいれなくてはいけないと思います。決して脅かしているのではなく、それだけ慎重になって頂きたいのです。うさぎの出産は安易に考えられがちですが、こんなはずではなかったという事がないようにしないと、悲しい結果が残る事もあるということもふまえて、よくお考えいただきたいと思いますよ。
そして交尾が成功することには、まずはメスが発情しているかどうかということが重要だと思います。もちろんオスうさぎとの相性などもかなりの意味を持つようですね。交尾の時のうさぎの様子など、全てが飼育書通りの結果とはいきません。環境やその子の状態などでも異なった結果が見られると思います。ですから交尾の体勢が見られていても、上記のような理由や環境によっては妊娠しないこともあります。ですから時期を見て専門家に確認していただくとよいのかもしれませんね。妊娠の確認は交尾後２週間まではわからないようですので、この時期をすぎてから獣医師に確認してもらうとよいと思いますよ。（書籍かわいいうさぎ参照）
そして、純血種のうさぎさんのようですから、うさぎさんをお迎えしたショップや専門店などに、繁殖の意思を伝えることも大変重要ですよ。そしてその場で、繁殖に対しての疑問や質問を投げかけて、ご指導いただくことがよいのかもしれませんね。