うさぎさんが噛みついてくるときには、きちんと理由があるといえると思います。噛みつくことで、うさぎさん自身の気持ちを表現しているともいえるかもしれませんからね。
よっしー様のうさぎさんが噛みつく行動に出るときには、おしっこをしたところを拭いたとき、ケージに戻されるときなどのようですね。まず、おしっこを拭いてしまうことに対しては、飼い主さん側からみれば、トイレ以外の場所にしてしまったから、その場をすぐにきれいにするという理由があります。しかしうさぎさんからしてみると、生後４～５ヶ月ということもあり、縄張り行動がみられる時期でもあります。おしっこで自分の縄張りを主張していると考えられると思いますよ。ここは僕の場所！と言わんばかりに、あちこちにおしっこをして、においつけをしているのです。せっかくにおいをつけたのに、そのにおいをきれいにされてしまう行動は、縄張りを消されている、荒らされているとでも思うのでしょうね、それで怒って噛みついてくるのだと思います。また、ケージに戻されるときも同様です。せっかく自由に楽しく遊んでいるのに、戻そうと追い込まれたりしたら、やっぱり怒ってしまうのだと思いますよ。これは、どのうさぎさんでも見られる行動ですが、うさぎさんがとる行動はその子その子で異なってきます。噛みついても甘噛みの場合や、うさパンチで攻撃する子もいますよ。それからよっしー様のうさぎさんは本気噛みのようですから、噛まれたら痛いということは教えてあげないといけませんね。噛まれたりした場合には、とにかく痛いのだと大げさにでも表現してください。大きな声で痛～い！！！と叫んでもよいでしょう。きっとうさぎさんもびっくりして何がおこったのかを考えてくれると思います。
そして、根本的には、噛むことがないような環境を作ってあげることでしょうね。ケージから放す時には、サークルなどでその範囲を制限してうさぎさん専用の縄張りとしてあげることが必要です。床面にはペットシーツなどを敷き、その上に洗えるマットなど多少汚れてもよい環境にしてあげるとよいと思いますよ。ケージに戻してからきれいにしてあげれば、うさぎさんも怒ったりはしませんかたね。そして、サークルからケージに戻す時間は、いくらうさぎさんが遊びたいとは思っていても、きちんと時間を決めて、飼い主さんがルールを決めて守らせてあげなければいけませんよね。抱っこして戻せることは理想ですが、そうできないときは、うさぎさんの大好きなおやつを利用するとよいですよ。また食事の時間をこの時にもってくるのもよい方法です。ご飯だよ～とケージの餌入れにご飯をいれてあげれば、自分でちゃんとケージに戻ることと思います。
こうやって、うさぎさんが怒らなくてもすむように、先手先手で動いてみましょうね。そして、よい子にしているときは、たっぷり褒めて可愛がってあげてください。飼い主さんの行動にメリハリがあれば、うさぎさんも何が違うのかということをちゃんと理解してくれると思いますので、うさぎさんの前後の行動もよく観察しながら、言葉なき表現を感じ取ってみてくださいね。