まずは、本当に赤ちゃんうさぎさんにミルクを与えていないのかを確認していただくことが必要だと思います。そしてミルクをあげることを放棄しているようならば、かおちゅー様が母変わりになって、人工保育をしてあげないといけないと思います。
生まれたての赤ちゃんは、人間と同様にミルクで育ちます。うさぎの授乳は一日一回、お腹が真っ白くなって膨れるほどの与え方であると言われます。人工保育する時に使う小動物用のペットミルクで栄養を与えてください。一日数回、お腹が白くなるまで与えます。ミルクは温めて使いますので、湯せんしながらがよいでしょう。はじめは時間がかかると思いますがトライしてくださいね。
そして赤ちゃんうさぎは体調が変化しやすいです。体もこれからどんどんつくっていく大事な時期ですので、より気をつけなければなりません。下痢をしたり、食欲がないなど、うさぎさんの様子が急変する場合が少なくないですから、そのような時は直ぐに獣医師に相談することが大事です。
また今の時期は朝晩の冷えなどもありますので、こういった環境の変化にも大人うさぎ以上に気を配ってください。ハウスや牧草などで寒くないような環境を作ってあげることも必要だと思います。
そしてなによりも、飼い主さんがきちんとした知識をもってうさぎさんと接していただきたいと思います。前触れなく出産したということは、絶対ありえないといいきれると思います。うさぎの繁殖能力は、とても効率のよいシステム（交尾による刺激で排卵が起こる交尾刺激排卵動物となります）でできていますので、避妊や去勢のされていないうさぎさんを一緒にさせてしまうと、あっという間に子供が出来てしまうのです。性別の違ううさぎ同士を遊ばせる時は、サークルなどで仕切ってあげる工夫なども必要なのですよ。目を離さないように注意していただくことが本当に重要なのです。