2022年10月5日 掲載
第25回 うさちゃんの避難訓練
うさちゃんは避難先で吠えたり鳴いたりしないので、他人の迷惑となる行動は少ないかもしれません。
ただうさちゃん自身が、環境の変化によって大きなストレスを感じるという問題はあります。
ここでいう「しつけ」や「社会化」は、いざというときのうさちゃんのストレスを軽減することが目的となります。
日頃から避難訓練を心がけて、いざという時のうさちゃんのストレスを軽減してあげましょう!
【キャリーに慣らす】
キャリーに入ることがストレスにならないよう、日頃からキャリーで過ごすことに慣らしておきましょう。
動物病院が苦手なうさちゃんであれば、病院に行くときにしか使わないキャリーに閉じこめられるのはストレスになってしまいます。
例えば、キャリーの中で特別なおやつを食べたり、ベッドがわりに使ったりして、キャリーはうさちゃんにとって安心できる場所にしておきましょう。
また、いざというときに、サッとうさちゃんを入れられるように、キャリーは上が開くタイプがおすすめです。
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※他にもブラウン(商品番号:732803)、ブルー(商品番号:732801)があります。
【さまざまな音やにおいに慣らしておく】
避難所では、聞きなれない音やにおいがどうしてもします。
普段から、生活音を自然に聞かせたり、飼い主さん以外の人に会わせたり、無理のない範囲でいろいろな経験をさせておきましょう。
うさぎのしっぽの「しっぽホテル」などのペットホテルに預けるなどして、外泊に慣らしておくこともおすすめです。
【抱っこに慣らす】
抱っこができないと、いざというときにうさちゃんをキャリーに入れて逃げることができません。
抱っこができない飼い主さんは、「抱っこ講習会」に参加するなどして練習をしておくことをおすすめします。
抱っこの練習をするときには、必ず床に座って行いましょう。ポイントは、落ち着いた気持ちで、うさちゃんの脇から手を入れて抱きかかえ、おしりを体に密着させることです。
【トイレのしつけをしておく】
オシッコのしつけができていると、ケージの掃除がしやすく、衛生状態も保てます。
避難生活においては、匂い問題でトラブルになる場合があります。
オシッコやウンチをしたペットシーツはこまめに捨てて、ペット用のウェットシートなどでふき取る、消臭剤などを用意しておくといいですね。
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【偏食にさせない】
食べることは生きる基本です。偏食気味なうさちゃんは、いろいろなものを食べる経験をさせてあげましょう。
決まったフードや牧草しか食べないとなると、災害に限らず、それが手に入らなくなったときに困ってしまいます。
フードは数種類を混ぜて食べられるようにしておきましょう。
※この記事は、「Shippo vol.2 うさぎの防災手帳」のP14-15から抜粋しています。Shippo vol.2をお持ちの方は、ぜひ併せてご覧ください。