不正咬合は歯の噛み合わせが悪くなる病気です。遺伝的な要素や、食生活、外傷などが原因と考えられています。ですが早期に発見されれば、それだけ早い時期に対処ができますので、軽いものですんだり、治ることもあるようです。
日頃の食事の内容に、様々な歯の動き方をするようなメニューを加えていただくことがよいと思います。基本は牧草をたっぷりと与えて、食べてもらうことです。朝夕のご飯の時以外にも、常時食べられるような環境を作ってあげてくださいね。それから、牧草だけでは同じ歯の動き、使い方になってしまいます。同じ食事内容ですと同じような歯の使い方になると思います。栄養面だけではなく歯の健康を考えるとき、いろいろな種類の食事（牧草、木の皮、穀物、野菜、わらetc）を考えてあげてほしいと思います。
うさぎさんに適正な食事内容のなかで（全体の与える量は管理してあげないと、肥満などの原因にもなりますので注意してください）、適量のペレットにたっぷりの牧草、そしてよく歯を動かしてかみ砕いて食べる食事を与えていただくことで、今よりもより歯を使うようになると思います。そして定期的に獣医師にチェックしていただくこともとても大事ですね。また食欲が落ちたり、ご飯を食べなくなったなどのいつもと違う症状などが見られたときは、すぐに診察していただくことも必要です。