一歳を過ぎたうさちゃんですので、お年頃を迎えている時期でもあると思います。またこちらのお宅にお迎えされてからある程度の期間が経過していると想定すると、自分の過ごせる環境を理解していて、リラックスしてくつろいでいる布団の上はお気に入りの場所のひとつでもあるのではないでしょうか。寝ている時に糞が見られている様子には、このリラックスしているということもあると思います。休息しながら糞が見られることは少なくありません。そしてにおいについては飼い主さんも感じられているように、臭腺部分からのにおいが関係していると考えられます。臭腺には顎の下にある顎下腺、肛門部分の肛門腺、肛門の脇にある鼠経腺があります。今回は布団の上での糞にのみにおいを感じていますが、鼠径部の臭腺に固まった分泌物がついている時には、うさちゃんを抱き上げた時やお尻付近から強いにおいを感じると思います。布団は飼い主さんのにおいがたくさんする場所でもあります。この場所に自分のにおいを残すための行動として捉えられると思いますので、縄張りの主張をこの糞において見せていることが考えられると思います。うさちゃんによってはおしっこでもにおいをつける場合もあります。糞のにおいがあることで飼い主さんにストレスがある場合は、今与えている環境を見直してあげることもできるのではないでしょうか。うさちゃん専用の休息場所を考えることもできると思いますので、お互いが納得できる環境が見つかるように試行錯誤していただくことになるようです。