1歳を迎えた大人のうさちゃんですので、年齢的にも縄張りや自分の強さなどを主張するためにも、おしっこを飛ばす行為が見られる場合があります。この行動がいつから見られているのか、またその時の前後のうさちゃんを取り巻く環境に変化などがなかったかということも含めて振り返ってみていただきたいと思います。今現在うさちゃんに与えている環境に目を向けていただくことでも見えてくることがあると思います。この行動を助長しているような場合は、環境を見直していただくことで変化が見られることもあると思います。年齢的なことのほか、縄張りや自分の存在や強さをアピールする必要のある環境が生まれていれば、この行動が見られても不思議ではないのです。一時的な行為であれば、一定の期間で見られなくなる場合もあると思いますが、マーキング自体が習慣となってしまうことで続けて見られるケースもあります。それぞれのうさちゃんの性格と与えている環境の違いなどで、状況や見られる行動も違ってきますので対応方法も変わってきます。縄張り行動を助長している環境の場合は、その環境を見直していただくことで行動に変化が見られないかを観察いただきたいと思います。行動がエスカレートしている、問題行動となっている場合には、環境の見直しだけではなく去勢を行っていただくという判断もあります。去勢手術は早い方がよいともいわれていますので、かかりつけの獣医師にもご相談いただきながらご判断いただくことになると思います。