うさちゃんが過ごす環境は、それぞれのご家庭ごとで異なってくることでもあります。与えられる環境には違いもあることですし、また飼い主さんの毎日の生活リズムなどからも、違ってくることだと思います。うさちゃんの毎日の過ごし方に、体を動かすことができる時間とスペースを作っていただくことは、健康を維持するためにもとても必要です。その環境はそれぞれのご家庭ごとで飼い主さんにとって無理のない範囲での環境を見つけていただくことになります。休息する時間も一日の中で多いですから、その場合はケージの広さでも十分快適に過ごしてもらえると思います。もちろん、うさちゃんそれぞれで体の大きさなどにも違いがありますので、狭すぎることのない環境になるようなケージ選びも重要です。制限のない環境を与えてしまうことで、問題行動に発展するケースが少なくないですので、広ければよいということではないですし、時間も長ければよいということではありません。サークルなどであらかじめ仕切った環境を与えていただくことと、飼い主さんが無理のない範囲での決まった時間を与えていただくことで、よりうさちゃんの縄張りが明確になることへとつがなります。今回トイレの場所が不明確になってきている状態は、この縄張りが広がったことでその中での過ごし方が変わってきていると考えられると思います。うさちゃんの行動から環境を見直していらっしゃいますので、この新たな環境の中でどう反応を見せるのかを観察いただけると思います。ケージの掃除の際にスタンピングの反応が見られていますが、縄張りの主張として捉えていただけるのかもしれません。生後4か月は、大人の仲間入りともいえる月齢に入ってきていますので、縄張りや自分の存在（強さ）のアピールも見られ始める時期でもあります。掃除の度に反応が見られるような場合は、ケージから一旦避難させてから対応していただくこともよいと思います。サークルに出ている時に掃除を行うこともよいですし、またキャリーに入れることもよい方法です。抱っこの練習とキャリーに慣れてもらうこともできる機会となると思います。飼い主さん主導の対応にもなりますので、上下関係も示すことができると思います。まだまだ試行錯誤していただくことになりますが、こちらのご家庭のルールを見つけていただきたいと思います。