換毛期には普段よりもたくさんの毛の抜け替わりがありますので、うさぎさん自らも頻繁にグルーミングを行う姿も見かけることだと思います。抜ける毛を飲み込むことがないように、飼い主さんもしっかりとグルーミングを行っていただくことと、飲み込んでしまった毛の排泄を促すことができる環境を考えていただくことは、とても大切なことです。毛球症の予防としての筆頭にあげられるものには、なんといっても牧草です！牧草の繊維質が体の中を掃除してくれるように、お腹の中に取り込まれた毛も絡めとって排泄へと促してくれます。日頃から牧草をしっかりと食べてもらえる環境を作り、換毛の時期にも積極的に食べてもらえるようにすることで、毛球症予防のよい対策となります。そしてサプリメントとしては、アクティブＥや乳酸菌と合わせて納豆菌も取り入れていただくことで、よりよい相乗効果を見込んでいただける環境を与えてあげられます。納豆菌はお腹の調子を整える効果がある善玉菌です。乳酸菌やビフィズス菌の働きを助け、毛と毛をつなぐでんぷん質も分解してくれます。分解され残った毛を牧草の繊維質が絡めとって排泄へと促してくれますので、納豆菌プラス牧草の繊維質で毛球症に効果大の環境を与えてあげられます。動物の成長に欠かせないイノシト－ル、細胞を保護するトレハロース、腸内細菌を活発にするオリゴ糖も配合されていますので、リピーターのとても多い商品です。ボトルの汚れが気になるようでいらっしゃいますが、毎日新しい水に変えてあげる時に、ボトル用のブラシなどを使って洗っていただくことで十分です。ノズル部分などの汚れが気になる時には、定期的によりしっかりと洗っていただくことでよろしいと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思います。またグルーミングの際にもＯＹＫグルーミングスプレーをご使用いただくこともお勧めです。OYK菌が雑菌からうさちゃんの皮膚を守り、病気になりにくい環境を作り、更にOYK菌をなめるとお腹の働きも良くなります。ユッカエキスの相乗効果で付着した汚れを浮かせて分解してくれます。また皮膚のトラブルや臭いの原因となる悪玉菌の増殖を抑えるバリア効果もあります。ビタミン配合で毛や皮膚にうるおいを与えます。こちらもとても人気の商品です。今お使いのEM微生物被毛剤は、EM（有用微生物群）が善玉菌の活動を助け、皮膚被毛の汚れに付く腐敗菌を抑制しにおいを消してくれます。また皮膚のトラブルを引き起こす悪玉菌の活動を抑えるバリアを作ってくれます。こちらがまだ残っているという時には、先に納豆菌を取り入れていただきながら、使い切った後にＯＹＫグルーミングスプレーへと移行していただくことでもよいのかもしれません。そしてキャリー内でご使用いただくフード入れは、ケージ内とは違って限られた空間になりますので、うさぎさんのお顔の大きさなどでも異なってくることではありますが、よりコンパクトなタイプが好まれています。床置きするタイプよりもキャリーの扉部分などに取りつけるタイプが人気でもあります。お使いのキャリーは取り付けることもできるタイプのキャリーですので、サイズなども考慮しながら選んでいただくとよいと思います。また牧草の与え方については、牧草を束ねて与えたり、はじめからバー状になった牧草（おもちゃのカテゴリで紹介しています）を与えたりすることでもよいと思います。牧草入れはケージに設置するタイプのものが多く出回っていますので、移動用のキャリーに取り付けるには大きかったりすることもあるかもしれません。おもちゃとして遊びながら食べられる環境をつくるということもよいと思いますので、ボール状のおもちゃに牧草を差し込んでいただくこともよいと思います。移動中はどちらかというと食事を取らないケースも少なくないのですが、それでもうさぎさんが食べたい、飲みたいと思った時にそうできる環境を考えていただくことはとても大切なことなのです。