先住うさぎさんにとって、新たに迎えられたうさぎさんの存在が大変気になっていることでしょう。うさぎは縄張りを持つ生き物です。これまで自分だけのものであった縄張りの中に別のうさぎが加わったわけですから、自分の縄張りを守ろうとすることや、自分のほうが偉いという主張を見せることは予測できる行動でもあります。縄張りを示す行動の中には、自分の糞やおしっこでにおいつけを行う行為があります。また、顎をすりつける行為なども見られます。新しく迎えられたうさぎさんのケージの前で見せている行動は、まさしくこういった意味があるといえると思います。生後６ヶ月というお年頃の年齢でもありますので、自我を表現し始める時期ともいえますので、慎重に対応していただくことも重要でしょう。先住うさぎさんを優先した生活スタイルと、縄張りも明確になるようなケージの配置や遊ばせ方などを考えていただくことで、縄張りの主張などにも変化が見られることもあると思います。無駄にこれらの行為で主張せずともすむ環境になるよう考えて対応していただくことがよいと思います。