６歳になるうさぎさんということですので、この年齢で体重が増えるということは、今後病気を招いてしまう場合もあるでしょうから、食事や飼育環境の見直しということはとても大事なことだと思います。まず、与えている食事については、高カロリーなどのおやつなども与えていらっしゃらないようですので、それぞれの内容を適量与えていらっしゃるならば、改善が必要な内容とはいい難いようです。ただし、牧草に関して、イタリアンライグラスのほかにも、チモシー牧草を与えていただければと思います。上質な繊維質を取り込んでいただくことは、うさぎさんの健康維持には欠かせないことです。堅い牧草などに興味を示してくれないという場合には、「純　うさぎの牧草ペレット」がお勧めですので、ご検討いただきたいと思います。ペレットに関していえば、６歳という年齢から、シニアブルームからシルバーブルームに移行していただいてもよいのかもしれません。このブルームタイプのペレットは、簡単に手でもほぐれますですから、食べる際に歯根にもやさしく、また荒く大きな質の高い繊維（牧草）を混入させていますので、牧草と同等の咀嚼ができるペレットになっています。高齢のうさぎさんにとても適していますのでお勧めのペレットのひとつといえます。体重の数字だけをみても、ネザーの適正体重から若干大きいという程度でもありますので、心配は少ないのだとは思いますが、もともと小さかった子ということですので、なぜ体重が増えてきたのかということを考えていただきたきと思います。いつ頃から増え始めたのか、その時とそれ以前の食事量や運動量などに違いがあったのかということも、思い返していただきたいと思います。そして驚かすわけではありませんが、体重が増えたことが病気のサインという場合もあるのです。かかりつけの獣医師からはどのように診ていただいておりますでしょうか？女の子ですし、もし避妊手術を行っていないという場合ですと、生殖器（子宮）などの病気が発症して、そのことで体重が増えているというケースも考えられるのです。ほかの臓器の病気の疑いももちろんあることですが、体重が増えていることが、単にお肉がついてきたということではなく、内臓などのトラブルで増えている場合もあるのです。病気の疑いが消えれば安心できますから、一度獣医師にご相談していただくことも大切なことなのだと思います。