皮膚疾患のひとつに、いわゆるソアホックといわれる飛節びらんがあります。うさぎの足底は完全に毛で覆われていますが、何らかの原因で毛が抜けると足底を守るものがなくなり、薄い皮膚で直接床などにふれたり、歩いたりで、炎症がおきやすい状態により発症します。この炎症がおきた状態を飛節びらんといい、軽度の発赤からひどい炎症（潰瘍や膿）まで様々な症状があります。ほとんどは、うさぎの後肢の特に足底部に多く見られますが、まれに前肢に出来ることもあるようです。
初期の段階で小さな脱毛と赤味が見られるのですが、ぷりんちゃんの足裏の状態がどの程度なのかによっても初期の段階なのか、または全く別の症状ともなるのかもしれませんね。
是非一度獣医師にきちんと診断していただくことがよいと思います。そして原因を追及してそれに見合った対処が大切になると思います。ソアホックの原因としては、肥満の為に足の裏への負担がかかることや、スタンピング行為を多く行う、生まれつき足底の毛が薄いなどのうさぎ自体に問題がある場合と、飼育環境に問題がある場合になります。狭いケージであまり動くことがなくいつも同じ姿勢でいたり、床が平らで移動するときに足底の同じ場所がいつもあたっていたり、おしっこで床が湿っているなどで不衛生な状態で皮膚炎になりやすいなどが考えられると思います。うさぎさんの行動や環境に問題がないか見つめ直してみて下さいね。以前には首の後ろにはげがみられたこともあるようですから、ストレスなどが原因ということもあるかもしれませんので、生活全体を見直してみていただきたいと思います。