うさぎさん自体にアレルギーの症状として考えられるのは、小動物一般に見られる、パイン材（一般にトイレに使われているパイン材とは、針葉樹などの樹木の総称をいいます）などのアレルギー発生の報告がありますね。ただこれは高温多湿、密閉空間でパイン材の切りくずを使用したときのものです。ですので、一般に飼い主さんが使用している環境とは異なるともいえますよね。
食物に関しては、与えては行けないと言われている食品に、こういった症状がでるものもあるのでしょう。また、うさぎさんのペレットに関しては、現在は大変よく研究されているともいえますので、その内容に不安のある成分などはないのではないかともいえると思います。ただ、我々人間でも個人差があるように、うさぎさんにとっても苦手なものというのがその子その子で違ってくるともいえますよね。こういったことから、与えていたペレットが合う合わないということは大いに考えられるともいえそうです。ペレットを変えたことで安定した様子が見られるようですので、まずはそのペレットを与えてあげて、様子を見ていただきたいとも思います。
毛をむしりとる行為は、女の子の場合に先ず最初に考えられるのが、疑似妊娠ではないかということです。この疑似妊娠の状態は大抵２週間くらい続きますが、うさぎさんは自分の産室を作る行動が本能としてあります。この本能がホルモンのバランスのいたずらによって、実際妊娠もしていない子に働き、あたかも産室を作るような行動をする事があるのです。この行動がエスカレートしてしまい、過度にむしってしまって、症状が悪化してしまっているということもあるのかもしれません。また、何らかのストレスが原因の場合もあるでしょう。生活全体を見直していただいて、該当することがある場合は、そのストレスとなる要因を排除してあげることも必要なのかもしれません。食生活でもペレットだけでなく、牧草などきちんと繊維質を与えているか、こちらも見直してくださいね。繊維不足の場合なども、無駄に毛をむしったり舐めたりすることもあるようです。
そして、やはり一度しっかり診ていただくことも大切です。食欲や糞の状態には今のところ問題がないようでもありますが、常に舐めている状態ですと、うさぎさんにとってもその部分がとても気になっているのだと思います。皮膚自体にトラブル起きているということも考えられるかとも思いますから、原因を追及してあげて、早く楽にしてあげることも大事ですよね。