体温低下は、うさぎさんにとってもたいへん恐い状態でもありますから、なんとかして原因を探ってあげたいというお気持ち、とてもよくわかりますよ。
うさぎさんを飼育している環境の変化などで、気温差が生まれたりしても関係してくる場合もあるのだと思います。これからの季節であれば、朝晩と日中の気温差であったり、夏の時期でも冷房などで行き過ぎた管理の環境などが、この体温低下のひとつの要因にもなりうることでしょう。
また、うさぎさんの体調自体がよくなかったりして、内蔵機能がうまく動いていないときなども、体温が低下したりもするのだと思います。よく術後などに体温低下の状態が見られるようですよね。
今回の場合、朝にはご飯も食べていたようですし、糞やおしっこもきちんといつもの状態のようですから、何が直接の原因なのかはわかりかねてしまいますが、早急な判断で専門家に診ていただいたことは、ベストの判断でしたね。体温が下がったままの状態ですと、どうなるかわからなかったわけですから・・・。
うさぎさんは自分の弱いところを見せまいとする動物でもありますから（捕食されることから、具合の悪いことをなかなか表に現さないのです）、飼い主さんが見て具合が悪いと感じたときには、けっこうな状態だと覚えていただきたいと思います。健康な状態にみえても、じつは我慢しているという場合もあるのですね。どうぞ今後ともよくうさぎさんを観察していただいて、変化が見られたときには迷わずに適切な判断をしていただきたいと思います。うさぎさんからのサインを見逃さないようにしてあげたいですよね。